#047 訓練を始めて変わったこと①クレート


2022年6月16日(木)

うちにドッグトレーナーさんが初めて来てくれたのは、昨年の秋。
2021年9月23日。はっきり覚えてる。

それからうちの犬の飼育方法はガラリと変わった。
その中で一番の大きな変化は、「犬をクレートに入れる」こと。

私は犬の飼育やトレーニングについては素人で初心者です。ドッグトレーナーさんに、うちの状況を実際に見てもらい、トレーニングをしています。
犬の性格や家の状況によって方法は違ってくると思います。また私の理解不足、経験不足もあることをお含みおきいただいた上で、読んでいただけると嬉しいです。

あんな狭いところに、犬を閉じ込めるのはかわいそうって思ってた。
犬だって、自由に伸び伸びと生活してほしいって思ってた。

で、現実はどうだったか。


しげ丸とハナ(当時4歳と6ヶ月)は、夕方になると興奮して走り回り、2匹とも大きな声で吠えまくる。
しげ丸にとっては、自分の縄張りにズケズケ入ってきたハナが怖い?嫌だ?
それなのに、母さんは自分を守ってくれない、と思ってただろうな。

ハナにしてみれば、この家にはリーダーいないのね、アタチがしっかりしなきゃって思ってたんじゃないかな。(今も油断するとすぐに調子のるハナですが)

これ、育犬放棄してますね、と今は思う。

(犬を自由にさせてあげたい、でも吠えるのは困る。って、ろくな躾をしてないのに、そりゃ無茶よ、アタシ)


それで、トレーニングの初日、すぐに実行したトレーニングは
「ハナをクレートに入れる」だった。

これ、犬が、というより、人間がやることだよね。
今まで「人間が」、「犬に」、問題行動をさせてたってこと。

それから、排泄、水、朝夕の散歩、訓練、の時以外はハナはクレートで過ごしている。
私の目の届かないところで、クレートから出すことはない。

クレートが我が家にもたらしてくれたもの。

今では、しげ丸もクレートに慣れた
ハナっぺ。よくへそ天して寝てる。
  • 2匹の大騒ぎ問題が解決した。
  • 静かな夜の時間。
  • しげ丸の静かな時間
  • ハナを可愛いと思う気持ち
  • トイレ、食糞問題が解決した
  • 犬と人間の適正な距離
  • 業者さんが室内に入るとき、犬のいたずらを防げる


・2匹の大騒ぎ問題が解決した。
当然のことながら、ハナがクレートに入ったので、夕方の大騒ぎは無くなった。
これで、近所への騒音問題は解決した。
マンションを出ないといけないかも、ハナを手放さないといけないかも、
という悩みは解決した!
これだけで、私の育犬ノイローゼは、スーッと軽くなった。


・静かな夜の時間。
以前は、ハナは夜中もキャンキャン騒いでいたのだけど、クレートに入って1週間ぐらいで静かに過ごすようになった。
今では、夜9時から朝7時ぐらいまで、クレートで静かにしている。
キャンとも言わない。
(ま、ごくたまに夜泣きする時もあるけどねー😭)

しげ丸も、夜はクレートで寝かすようにした。それまで私や夫の足元で一緒に寝ていたが、寝返り打つとしげ丸がいたり、しげ丸が足の上に乗っていたり、と私たちは夜中によく目が覚めていた。


・しげ丸の静かな時間
ハナが来てから、しげ丸は常にハナの攻撃にさらされるようになり、
それまでリビングでのんびり寝ていたのに、ハナのいるリビングに来なくなっていた。
ハナがクレートに入って、ようやく以前のようにリビングでくつろぐようになった。
ハナを迎えたことが、しげ丸を不幸にしていると自分自身のアホさを責めていたので、再びくつろぐしげ丸を見て、救われる気持ちだった。


・ハナを可愛いと思う気持ち
1日中、特に夜にキャンキャン泣かれると、腹が立ってくるし、近所への心配もつのる。
ハナを迎えたことを後悔していた。
多頭飼いの難しさにへこたれてた。
可愛いなんて思う余裕はなかった。

でも、クレートを使うことで、ハナが静かになり、終始一緒にいないので、訓練や散歩のときは、フレッシュな気持ちで、ハナに向き合うことができた。
これでようやく、ハナを可愛いと思える気持ちが生まれてきた。

・トイレ、食糞問題が解決した
ドッグトレーニング以前は、ハナのトイレトレーニングがなかなかうまくいかず、室内そこら中で排泄されていた。そして食糞もしてた。

ドッグトレーナーさんに教えてもらったやり方はシンプル。

朝、クレートからトイレケージに入れる。そしたら排泄する。散歩の前にトイレケージに入れる。そしたら排泄する。
人間が3〜4時間おきぐらいに、クレートからトイレケージに入れる。そこで排泄させるというもの。

遠出して、外出の時間が長い時は、茂みなどに連れて行って排泄させる。
もちろん、そんなにうまくはいかないけど、以前みたいに、部屋の隅っこで排泄しているという事態は起こらない。

あと、散歩の時もトイレシーツを持ち歩いて、アスファルトなどの道でおしっこしちゃった時は、トイレシーツに吸わせてから水で流す、というマナーも覚えた。

・犬と人間の適正な距離
重複するけど、人間同士でもずーっとべったりだと疲れることもある。
犬と人間もそうかなーと思う。
クレートは、犬にとって自分の城。
人間にとっては、室内を犬が我が物顔で過ごすことを、防ぐことができる。

犬と人間の境界線。かな。

・業者さんが室内に入るとき、犬のいたずらを防げる
しげ丸はずっと室内でフリーにさせていたので、業者さんのスリッパを噛んで破ってしまったことがあった。道具を持ち逃げすることも多々あった。
これ、飼い主マナーに反してるよね。
今は、業者さんがくるときは、あらかじめ犬はクレートに入れる。
そうしたら、無用な事故は起こらない。


これは私の経験ではないけど、クレートの効果はたくさんあると言われている。

・災害時、避難所ではクレートに入らないといけない。クレートに入れなければ、一緒に避難できない。

・車では、急ブレーキをかけた時に、クレートに入っていれば、
大きな怪我を負わせずにすむ。そもそも膝の上に犬を乗せてというのは、道路交通法に違反している。

・高齢になった時、夜寝る時はクレートに入る習慣があれば、夜と日中の区別がつくので、徘徊などを防ぎやすいそうだ。

こういうこと、ドッグトレーニングを始めるまでは、全く知らなかった。

今も知らないこと、誤解してること、たくさんあると思う。

犬を正しく理解して正しく扱えるよう、日々頑張ろうと思う。

トレーニング以前。吠えまくる2匹
私がいる時は、2匹一緒に過ごせるようになった。







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